観光回復と中東情勢の影が同時に進む夏
最終更新日:投稿日:金融・経済沖縄経済はいま拡大基調

観光は「過去最多」を更新中、けん引役は国内客
はじめに
沖縄の経済は、コロナ禍からの回復を経て、いま静かな「拡大局面」を迎えています。
日本銀行那覇支店が発表した最新の金融経済概況では、県内景気について「拡大基調にある」との判断が実に32カ月連続で維持されました。観光客数は過去最多を更新し続け、地価も13年連続で上昇するなど、数字の上では明るいニュースが目立つ一方で、その裏側では人手不足や金利上昇、さらに中東情勢の緊迫化に伴う燃料費・資材コストの上昇といった、これまでとは種類の異なる課題も同時に浮かび上がっています。
景気が「拡大」しているという大きな見出しの裏で、現場の事業者や個人がどのような手触りを感じているのかを丁寧に見ていくことが、これからの沖縄経済を理解するうえで欠かせません。今回のコラムでは、観光・不動産・雇用・資金繰りという4つの視点から、2026年後半にかけての沖縄経済の姿を整理してみたいと思います。


